これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、NewsPicks取材班(後藤直義、池田光史、森川潤)著、「韓流経営LINE」です。
スマフォのコミュニケーションアプリのLINEはどのようにしてできたのか、そしてそれを運営する会社とは、どのようなところなのかを取材により著した本です。
- 作者: NewsPicks取材班
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2016/07/02
- メディア: 新書
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本書を読んでまず驚いたのは、LINEって日本で作られたと思っている人が多いということです。
そうなんだあ・・と思いました。
私の場合、たまたま、初めてのスマフォデビューが韓国だったので、LINEは最初から韓国が開発したアプリと思っていました。
読むといろいろなことが書かれていますが、この本で著者たちが明らかにしようとしていたのは、次の3点です。
① 誰が本当の経営者なのか?
② どこが本当の本社なのか?
③ LINEはどのように開発されてきたのか?
本書を読むとわかりますが、この3つの疑問を辿っていくと行き当たるのが、韓国のNAVERになるそうです。
そして、昨年、LINEは日本で上場しましたが、本書には韓国の支配権を失わないようにして日本で上場するのに、どのような手を使ったのかが明らかにされています。
今は、メーカーよりもこのようなアプリの出来とその採用(使用)率の影響がマーケットには大きいので、IT業界に疎い方は、本書を読んでみると良いと思います。