韓流経営LINE

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、NewsPicks取材班(後藤直義、池田光史、森川潤)著、「韓流経営LINE」です。


スマフォのコミュニケーションアプリのLINEはどのようにしてできたのか、そしてそれを運営する会社とは、どのようなところなのかを取材により著した本です。


韓流経営 LINE (扶桑社新書)

韓流経営 LINE (扶桑社新書)


本書を読んでまず驚いたのは、LINEって日本で作られたと思っている人が多いということです。


そうなんだあ・・と思いました。


私の場合、たまたま、初めてのスマフォデビューが韓国だったので、LINEは最初から韓国が開発したアプリと思っていました。


読むといろいろなことが書かれていますが、この本で著者たちが明らかにしようとしていたのは、次の3点です。


① 誰が本当の経営者なのか?
② どこが本当の本社なのか?
③ LINEはどのように開発されてきたのか?


本書を読むとわかりますが、この3つの疑問を辿っていくと行き当たるのが、韓国のNAVERになるそうです。


そして、昨年、LINEは日本で上場しましたが、本書には韓国の支配権を失わないようにして日本で上場するのに、どのような手を使ったのかが明らかにされています。


今は、メーカーよりもこのようなアプリの出来とその採用(使用)率の影響がマーケットには大きいので、IT業界に疎い方は、本書を読んでみると良いと思います。


LINEは、ライブドアを併合したということもあり、堀江貴文氏へのインタビューも掲載されています。