ぼくのおじさん

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、北杜夫著、「ぼくのおじさん」です。


北杜夫が書いた児童文学です。


ぼくのおじさん (新潮文庫)

ぼくのおじさん (新潮文庫)


この人のユーモアが淡々と文章に滲み出てくる、おかしいだけでなく、人を思いやるほんのりた優しさも感じられる作品です。


本人が書いたあとがきを読むと、ここに登場していくるおじさんは自分自身をモチーフにしている模様です。


この文庫本には、本作品の他に8つの児童向け短編小説が掲載されています。


昔読んだ「さびしい王様」も、おとなとこどものための童話だったけど、本書も北杜夫の作風を感じることができる本です。


この表題の「ぼくのおじさん」は帯を見ると、今年映画が公開されるようです。