これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
北杜夫が書いた児童文学です。
- 作者: 北杜夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1981/05/25
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
この人のユーモアが淡々と文章に滲み出てくる、おかしいだけでなく、人を思いやるほんのりた優しさも感じられる作品です。
本人が書いたあとがきを読むと、ここに登場していくるおじさんは自分自身をモチーフにしている模様です。
この文庫本には、本作品の他に8つの児童向け短編小説が掲載されています。
昔読んだ「さびしい王様」も、おとなとこどものための童話だったけど、本書も北杜夫の作風を感じることができる本です。
この表題の「ぼくのおじさん」は帯を見ると、今年映画が公開されるようです。