果つる底なき

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、池井戸潤著、「果つる底なき」です。


この本、面白かったです。


池井戸さんの作品なので、銀行を舞台にしたミステリーなんですが、ストーリー展開が切れがあるので、中ダレすることなく一気に読むことができました。


果つる底なき (講談社文庫)

果つる底なき (講談社文庫)


スタートは、同僚の死。


それも、死因はアレルギー性ショック死。


その同僚の仕事を引き継ぐことになったことから、様々な展開が繰り広げられていきます。


登場人物も多く出てきますが、それぞれの特徴を上手く描き、きちんとストーリーの中に散りばめていくのは、さすがだなと思いながら読み進めました。


本作品は第四十四回江戸川乱歩賞を受賞した作品さということを知りました。


十分、納得しました。