これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、瀧本哲史著、「戦略がすべて」です。
本書は、ビジネス書大賞受賞作『僕は君たちに武器を配りたい』の著者によるものです。
マッキンゼー&カンパニーでコンサルティング業に従事していたからでしょうか、切り口がシャープで、面白く読むことができました。

- 作者: 瀧本哲史
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/12/16
- メディア: 新書
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ビジネス市場、芸能界、労働市場、教育現場、国家事業、ネット社会等々、どの世界にも各々の「ルール」があり、それぞれ成功の「方程式」が存在するとの観点で、24の「必勝パターン」を解説しています。
イノベーションは少数意見から生まれる・・・と言うのは、これはなるほどなあと思えました。
「日本という国は、初期に成功を収めても最終的には失敗してしまう」とスパっと言い切っています。
「日本人の組織は、意思決定のまずさを現場の頑張りで何とか解決しようとする」ということに対しては、確かにそうだなと頷く方も多くいるのではないでしょうか。
コモディティ化せず、自分の勝ちパターンを考え抜かなくてはいけないんだなと感じました。
本書、面白かったです。
お奨めします。