ようこそ、わが家へ

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、池井戸潤著、「ようこそ、わが家へ」です。


久々に池井戸作品を読みました。


電車の割り込み乗車に注意したことで、逆恨みを買うというサスペンスタッチでストーリーが始まります。



なんか、今まで読んだ池井戸作品って企業小説の要素が強いのに、なんか違うぞと感じていると主人公は銀行から電子部品販売の中小企業へ出向している人物ということがわかり、ああ、いつもの池井戸調もあると認識できます。


こちらは、やはり資金繰りや資金調達に関しての棚卸から発覚したあることからストーリーが展開していきます。


このサスペンスと企業小説の2つの話を織り交ぜながら、ストーリーが展開されるようになっています。


でも、ここで描かれている倉田家は奥さん、長男、長女の一男一女の家族の結束力はなかなかスアラしいです。


小説はやはりストーリーに引き込まれてしまうと読むのが止まりませんね。


帯には「一気読み必至!」と書かれていたんですが、術中に嵌り、一気読みしてしまいました。


原作を読んだことだし、今度はフジの月9でやっていたドラマを見てみようと思います。