TVニュースのタブー

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、田中周紀著、「TVニュースのタブー 特ダネ記者が見た報道現場の内幕」です。


著者は、共同通信社からテレビ朝日に転職し、社会部・経済部の記者や「ニュースステーション」「報道ステーション」のディレクターを務めたそうです。


TVニュースのタブー 特ダネ記者が見た報道現場の内幕 (光文社新書)

TVニュースのタブー 特ダネ記者が見た報道現場の内幕 (光文社新書)


その経験をもとに、テレビでニュースが流すためにどのようなことが行われているのかが書かれています。


新聞報道とTVニュースの違いとして、映像があるかどうか、それもインパクトがあるものかどうかが大事なことがわかりました。


また、NHKは映像そのものより、ニュースの中身に力点が置かれているそうです。


いろいろなことが書かれていましたが、タイトルのタブーとは何かと考えてしまいました。


皆に知らせなくてはいけない報道性のあるものでも、映像がなければTVニュースにならないということなのでしょうか。