知の武装

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、手嶋龍一、佐藤優共著、「知の武装 救国のインテリジェンス」です。


この本は面白いです。


佐藤優氏の本を何冊か読み、パズルを解くようなインテリジェンスに興味を持ちましたが、本書ではさらに手嶋龍一氏が加わり、対談で世界の真相(深層)を紐解いています。


知の武装: 救国のインテリジェンス (新潮新書 551)

知の武装: 救国のインテリジェンス (新潮新書 551)


目に見える現象を捉えるだけでなく、その裏や歴史的背景、宗教等、様々なものを絡み合わせながら、何を意味するものなのかを解読していくのですね。


東京五輪尖閣諸島、CIA,プーチン大統領、安倍政権等々、最近ニュースで取り上げられている題材から、それは何を意味するものなのかを紐解いています。


この本を読むと洞察力を養わないとダメだなと思うことと、表面だではなく、ウラは何であるかも考えることが必要であるということを痛感します。


と言っても、ここで話されているようなインテリジェントオフィサーはやはり、その道の専門家ですから、足元には及ばないとは思いますけど(笑)


お二人の知識及び造詣の深さには感服致しました。