ダントツ技術

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、瀧井宏臣著、「ダントツ技術」です。


本書は、日本の企業でシェアが世界一の製品を持つ企業を紹介しています。


ダントツ技術 (祥伝社新書)

ダントツ技術 (祥伝社新書)


この本に書いてあるのですが、2011年に千葉銀行が発行した「マーケット展望」641号で「日本の宝、オンリーワン・ナンバーワン企業」という特集を組み、マーケットシェアが世界一を有する企業をリストアップしているそうですが、全部で149社、197製品に上っているそうです。


本書で紹介されている企業は、浜松ホトニクスクラレハードロック工業堀場製作所です。


それぞれ現場に携わった声を拾っているし、その企業の社風を紹介しているので、どんな企業が世界一になっているのか、その一端を知ることが出来ます。


こういう企業が日本の中にたくさんあるのだから、もっと知らせて日本全体を元気づけてもらいたいものです。


最後に、やはりグローバル化に出遅れている指摘がありました。


底力は十分、有しているのだから、勢いを取り戻せそうだと感じる元気な経営書でした。