誰も書かない中国進出企業の非常なる現実

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、青木直人著、「誰も書かない中国進出企業の非常なる現実」です。


著者は、ネット紙「ニューズレター・チャイナ」の編集長です。


本書では,成長する中国に進出した日系企業が直面してきた問題を扱っています。


それもタイトル通り、私たちがTVや新聞などの報道で知ることがないことが書かれています。



この本を読んで思ったのは、企業のような営利活動では、国益とかは考えないのかということです。


そして、グローバル化が進むと、どの国の企業ということがなくなってくると、よりその国に取り入るために、本書で書かれていることが地域ごとに起こる可能性が高まるのかということです。


本書では、中国へ進出した企業が表向きには言えない事情で、非常に苦しめられている状況が書かれています。


また、歴代中国大使が、どれだけ中国に対してのご都合主義であったかということも書かれています。


この手の本ですから、どこまでが真実かは私にはわかりませんが、ここに書かれているような側面があるということは知っておいた方が良いと思いました。


日本企業が、どれだけ中国で苦戦しているかを知りたい方は、本書を一読することをお奨めします。