とりあたま事変

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、西原理恵子佐藤優共著、「とりあたま事変」です。


2011年1月に新潮社から刊行された「週刊とりあたまニュース」を改題して、文庫本にしたものです。


痛快過激なコラム集です。


とりあたま事変 (新潮文庫)

とりあたま事変 (新潮文庫)


無頼派まんが家西原理恵子と、知の巨人にして前科者の佐藤優の最強タッグと思いきや、コラム原稿とマンガの原稿はそれぞれ別に進めているとのことだそうです。


印象にのこ残ったのは、佐藤優氏は相当「巨人の星」に暗いイメージを持っているということ。


それから、西原理恵子のお友達、岩下志麻子がかなり過激と言うことでしょうか。


しかし、このコラム、さりげないなかに鋭い指摘がしてあります。


3年前に、中国の狙いは沖縄であると喝破した佐藤優氏はやはり、インテリジェンスのプロなのかと感じました。


あたま柔らかく読める一冊です。