これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、井上岳久著、「瞬時に人の心をつかむ 人生を変えるプレゼン術」です。
著者は、カレー総合研究所代表、戦略PRコンサルタントで中小企業診断士の資格も有しています。

瞬時に人の心をつかむ── 人生を変えるプレゼン術 (朝日新書)
- 作者: 井上岳久
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/02/13
- メディア: 新書
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本書は、著者の経験から得たプレゼンテーション技術として、3人のブレーン、5つの武器、14の技を紹介しています。
著者が、プレゼン術を会得する過程に、中小企業診断士試験に合格し、今度は中小企業診断士試験の講師になるための講師養成プログラムを受講して、鍛えられたことを述べています。
そこから、人前で説明することの勘・コツを会得した著者はプレゼンを上手にこなすためには、まず事前準備が大切で、それには次の3人の視点から検討することが重要だと説いています。
それは、
1.自分を知る
2.相手を知る
3.競合相手を把握する
です。
また、プレゼンを成功させるためには、最初の3分間が重要で、その3分間をモノにする武器として、次の5つを上げています。
1.第一声
2.題名(タイトルコール)
3.ダイジェストシート
4.ドラマチック
5.ドリーム
いずれもダ行で始まるからでしょうか、この武器を「5D」と名付けているそうです。
そして絶大な効果を発揮する現場テクニックとして、1.アジェンダや2.発声法・トーン・メリハリ、3.ボディアクション・・・・など、全部で14のテクニックを紹介してくれています。
プレゼンの達人というだけあって、文章もわかりやすく、読みやすい本です。
プレゼンテーションをする機会が多い、中小企業診断士などのコンサルタントの方や会社でプレゼンテーションをする機会が多い方は、読まれてみてはいかがでしょうか。