今こそ日本人の出番だ
これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、村上和雄著、『今こそ日本人の出番だ 逆境の時こそ「やる気遺伝子」はオンになる!』です。
著者は遺伝子研究の第一人者です。
学術的で、難しい専門書のようだったら、どうしようと思いながら読み始めましたが、精神世界的話が多かったです。
今こそ日本人の出番だ 逆境の時こそ「やる気遺伝子」はオンになる! (講談社+α新書)
- 作者: 村上和雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/03/20
- メディア: 新書
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でも、遺伝子に利己的なものと利他的なものがあるだろうとう話や、何かのスイッチがONになることで、その遺伝子が持つ働きが発揮されるという話は面白かったです。
こういう学者さんから、サムシング・グレートの話が出てくるとは思いませんでしたが、述べていることは、私は結構頷けることが多かったです。
昔から日本人が持っていた特性、謙虚さや人を思いやる心など、今忘れかえられているけど、東日本大震災をきっかけに、またその特性が蘇りつつあるそうです。
日本人がこの特性を発揮すれば世界に良い影響を与えることができるので、何事にも感謝の気持ちを頑張っていきましょう・・・ということらしいです。
グローバル化に伴い、我々日本人がどのようなスタンスで臨めばいいのかという点で、面白い見解の一つだなと思いました。