したたかな韓国

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、浅羽祐樹著、「したたかな韓国 朴槿恵(パク・クネ)時代の戦略を探る」です。


本書は、韓国の政治のあり方について書かれています。


「はじめに」の部分で本書を執筆した目的が悪魔の代弁人としてしたたかな韓国を理解することであるとが本書の狙いであることが述べられています。


したたかな韓国 朴槿恵時代の戦略を探る (NHK出版新書)

したたかな韓国 朴槿恵時代の戦略を探る (NHK出版新書)


そして、本書の構成としては、前半2章が、朴槿恵が大統領選に臨んできた戦略や昨年12月の大統領選を通して見えてくる韓国社会の問題などの韓国政治につい論述されています。


そして、後半2章は日韓関係がテーマで、竹島問題や従軍慰安婦問題に対しての韓国側のアプローチの論理が論述されています。


この本を読むと、感情的な面が目立つと思っていましたが、その裏では、したたかな戦略を立て、徐々に有利な立ち位置へシフトしていこうとう韓国のしたたかな面も知ることができました。


政治、経済、文化等で、日本とは関係の深い国です。


そのパッと見ただけではわからない一面を知りたい方は、本書を読まれることをお奨めします。