韓国の憂鬱

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、峰岸博著、「韓国の憂鬱」です。


本書は、韓国の政治、経済、社会にまたがる構造問題を、朴槿恵大統領の弾劾の始まりから、文在寅大統領により新政権スタートまでのドキュメントも交えて解明しようとしたものです。


韓国の憂鬱 日経プレミアシリーズ

韓国の憂鬱 日経プレミアシリーズ


著者は、日本経済新聞社のソウル支局長。


実際に韓国に赴任して、現地で見て、感じていることも踏まえて、解説しています。


大統領のスキャンダル、政治と経済が癒着している状況、韓国の人々の政治への関心、文在寅新大統領の素顔、そして、韓国が持つ憂鬱を4つの観点に分け、それぞれの解決の方向性などを著しています。


文在寅新大統領が、どのような人なのか、その生い立ちや人となりが書かれているのは、参考になりました。