サムスン帝国の光と闇

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、蠔淵弘(ぺ・ヨンホン)著、「サムスン帝国の光と闇」です。


この本は、在日の記者が書いた韓国最大の財閥サムスングループの急成長の秘密はどこにあるのか、その光と闇の部分を描き出したものです。


サムスン帝国の光と闇

サムスン帝国の光と闇


内容としては、面白かったです。


サムスン財閥の人間関係が描かれているのですが、読んでいて木村拓哉主演のテレビドラマの「華麗なる一族」を思い出してしまいました。


巨額の富を得るということは、血を分けた肉親同士も引き裂く力があるのですね。


また、一族の中には仁保人の女性と結婚された方もいらっしゃたり、皆さん日本の大学に入学されていたりと、日本との関係も薄くはないのだなということがわかりました。


現在、電機業界が停滞気味の日本では、サムスン電子の躍進がかなり取り上げられていますが、どうしてそのような躍進ができたのか、その真相の部分を知りたい方は本書を読まれると良いのではないでしょうか。