サムスン流勝利の法則27

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、キム・ビョンワン著、篠田順子訳、「サムスン流勝利の法則27」です。


本書はサムスングループの会長であるイ・ゴンヒに焦点を当て、彼の経営理念・哲学に迫り、その驚異の成長の原動力となった9つのキーワードと、27種の必勝法則を示しています。


サムスン流 勝利の法則27

サムスン流 勝利の法則27


今までいくつかのサムスン本を読みましたが、会長に焦点を当て、浮き彫りにしようとしているところが興味深く読むことができました。


著者は十年間サムスン電子に研究員として勤務しており、サムスン電子での勤務経験と数千冊の読書から得た洞察力とで、イ・ゴンヒ会長の経営法則を研究したとのこと。


本書を読むと、イ・ゴンヒ会長は財閥の御曹司で何の苦労も知らずに君臨しているのとは違い、幼少期からの体験などを糧に、様々な努力をしてきた人であることが、本書を読むと理解できると思います。


日本人が疑問に思っている、なぜサムスン電子はあのように飛躍したのかの疑問に答える本になっているのではないだろうか。


面白い本なので、一読されることをお奨めします。