解決する力

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、猪瀬直樹著、「解決する力」です。


この本、面白かったです。


石原新党尖閣諸島購入問題、東日本大震災での救助活動の話等々、ここ数年の間の東京都が関係している内容について、東京都副知事として、どのように考え、どのような行動をとってきたか、またそれはどのような結果になったかについて書かれています。


解決する力 (PHPビジネス新書)

解決する力 (PHPビジネス新書)


まさにここに取り上げられた内容は問題であり、そおれをいかに対応していくかという観点で見れば、リーダーとしてのものの見方、考え方を学ぶことができるビジネス書と言うことができると思います。


論点をはっきりさせて、筋道を立てて書かれているので、非常にわかりやすいです。


また、作家であることもあるので、心情や心の機微みたいなものも感じられるように表現されているのは、さすがと言う気もします。


この本を読むとこれだけのことを考え、行動もしてきたのだから、さらに東京を良くしてくれるだろうという期待を持って、東京都の知事を任せてもいいかなと感じました。