なぜサムスンの社員は一流大卒でなくてもすごいのか?

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、ペ・ドクサン著、吉原育子訳、「なぜサムスンの社員は一流大卒でなくてもすごいのか?」です。


本書は、著者がサムスン電子に勤務した経験からどのような企業であるのか内部にいた経験を通じてまとめた本です。


なぜサムスンの社員は一流大卒でなくてもすごいのか?

なぜサムスンの社員は一流大卒でなくてもすごいのか?


どのように入社するのか、その選考方法から、入社してからの社員教育、そして業務についたら、どのようなことを行っているのかが詳しく書かれています。


ここに書かれていることを実際にやっているとすると、相当人材教育や育成にお金をかけていることがわかります。


勤務スタイルが「月月火水木金金」ということですが、高度成長期から80年代前半ぐらいまでの日本企業もそのようなスタイルで仕事をしていたのではないでしょうか。


働けば、働いた分だけは、やはり儲かるということなのかななどと本書を読んで思ってしまいました。


この本の面白いところは、他のサムスン本とは違い、システムについて書かれているところだと思います。


どのようなシステムが運営されているのか、またそれをどのように活用しているのかを知りたい方は、本書を読まれると良いと思います。