本が山積みされた書斎の中の本に埋もれそうな机の上のわずかなスペースで綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、前屋毅著、「日本の小さな大企業」です。
「世界一」という技術やシェアを持つ日本の中小企業は、ゆうに100社を超えているそうです。
この本では、そんな小さな大企業の6社を取り上げ、その強さの秘密に迫っています。
- 作者: 前屋毅
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2011/11/02
- メディア: 新書
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こういう本を読むと日本のものづくりはやはり強いと思えてきます。
取り上げている小さな大企業6社は次のとおりです。
1章 株式会社ディスコ Kiru(切る)・Kezuru(削る)・Migaku(磨く)の技術
2章 株式会社入曽精密 微細切削、MC造形
3章 NSKマイクロプレシジョン株式会社 ミニチュア・ボールベアリング
4章 小原歯車工業株式会社 ミリサイズの標準歯車世界一の生産量
5章 東成エレクトロビーム株式会社 電子ビーム溶接
6章 株式会社前川製作所 船舶用冷凍冷蔵機器世界トップシェア
本書を読むとわかると思うが、ここに掲げられている企業は、いずれも経営者が強い意志と信念を持って事業行動を行っています。
また、これまでにない発想を真摯にしかも地道に取り組んでいる、ということが共通項として感じることができました。
生産・製造などのものづくりに係っている方や日本の製造業って、これからどうなるんだろうと考えられている方は、一読なさってはいかがでしょうか。