図書館で借りるJAZZアルバム−その269−

読書が終わった本が山積みにされた書籍の要塞と化した書斎の机の上のPCで聴く、図書館で借りたジャズCDアルバムの紹介です。


今回紹介するアルバムは、ザ・ホレス・パーラン・トリオ、「ウィー・スリー」です。


このアルバムを聴きながら、ご機嫌な乗りのピアノだなと思い、解説を読んでいると、ピアニストのホレス・パーランは右手が不自由であることが書いてあった。


そんなことは、微塵も感じられないタッチの演奏です。


では、どんな奏法なのかというと、その解説には次のように書いてあった。


ウィー・スリー

ウィー・スリー


基本的に使われているのは左手のみ。時たま右手が補助的に使われることもあるが、ほとんどの場合コードもメロディも左手1本で弾くそうだ。


収録されている曲は、いずれもいいが、2曲目の「サマータイム」が面白かった。


この曲はガーシュイン・ナンバーの中でも有名な曲だが、ここではベースがなかなか渋く、惹かれる。


6曲目の「バグス・グルーヴ」もご機嫌な乗りです。


パーソネル
ホレス・パーラン(p)、 マッズ・ビンディング(b)、 エド・シグペン(ds)


曲目
1. アス・スリー
2. サマータイム
3. ブロークン・プロミセス
4. ソーラー
5. ワイルド・イズ・ザ・ウインド
6. バグス・グルーブ
7. フラン・ダンス
8. リトル・エスター
9. ビリーズ・ボッサ
10. ジョーンズ嬢に会ったかい
11. ブルース・フォー・H.P.