「分りやすい説明」のルール

本が山積みされた書斎の中の本に埋もれそうな机の上のわずかなスペースで綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、木暮太一著、『学校で教えてくれない「分りやすい説明」のルール』です。


「分りやすく説明する力は、生まれ持った能力というより、トレーニングで身につくもの」と考えている著者が、「分りやすい説明」をするためのルールを、実践トレーニングも含め紹介しています。


最初に、話の内容を理解するために必要な3つの要素、分らないとはどういうことか、説明とは何かについて等々、説明するための19のポイントを挙げています。


学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール (光文社新書)

学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール (光文社新書)


それを踏まえ、わかりやすく説明するための44のルールについて事例を挙げながら、わかりやすくその内容を説明してくれます。


わかりやすさを解くことだけのことはあって、非常にわかりやすい文章です。


わかりやすい説明をしたいと誰でも思っていることでしょう。


でも、なぜできないのか?


それは、この本を読むことによってその原因がわかるでしょうし、その対応方法も知ることができると思います。


「説明する相手をお客様、クライアントと思え」ということは、納得。


この意識がなければ、なんとかわかってもらうという意識が薄れてしまうと思います。


ということで、中小企業診断士などのコンサルタントの方にも、説明の再確認ということでお奨めの本です。