だから、新書を読みなさい

読書本の紹介です。


今回読み終わった本は。奥野宣之著、「だから、新書を読みなさい」です。


『情報の入り口は新書に限る。』と冒頭、著者は言い切ります。


何だ!?と思っていると、著者は検索エンジンのはじき出した結果の中から自分の答えを探し出す−これに満足してしまうことに大きな疑問と不安を感じているらしい。


そして、その不安を解消するのが本書による新書の活用だそうです。


それは、『新書を三冊同時にまとめて購入し、会社帰りに喫茶店で三時間ほどかけて拾い読みし、メモをつくる』という、たったこれだけのことだそうです。


だから、新書を読みなさい

だから、新書を読みなさい


新書だからできる、新書ならではの読み方を著者は「新書ザッピング術」と名付けています。


「新書ザッピング術」を行うための14のルールは以下の通りです。


【奥野式「新書ザッピング術」のすすめ】
ルール 1:自分を観察して、紙に課題を書き出す
ルール 2:課題を解決するための新書リストをつくる
ルール 3:3冊まとめて同時に買う
ルール 4:1冊目は「ロングセラーかベストセラー」
ルール 5:2冊目は「最近の本」
ルール 6:3冊目は「一番やさしい本」
ルール 7:カブリを避ける
ルール 8:喫茶店で3冊読みきる
ルール 9:目次から著者のメッセージを読み取る
ルール10:「はじめに」を精読する
ルール11:読む箇所の優先順位をつけ、拾い読みする
ルール12:気になった部分をチェックする
ルール13:3冊の違いに着目する
ルール14:「ザッピングメモ」をつくる


新書を上手に読みこなすことで、情報洪水の時代を生き抜くための道具として活用できることを、本書を通して示唆してくれています。


新書好きの私にとっては、読み方の切り口を与えて頂いた本でした。