【合格体験記】二次試験:午前(必須科目)

二次試験当日、私は試験開始一時間前に会場に入るようにしました。


一つは、全く行ったことのない会場(池袋にある東京電子専門学校)であることと、もう一つは、早く会場入りしてトイレの場所や会場の雰囲気に慣れておきたかったことが挙げられます。


会場手前で、試験教室の場所を示した紙を配布していたので、それをもらい教室へ向かいました。


私の受験した教室は、経営工学部門だけでなく、森林部門の方も受験するようになっていました。


座席は講義室の長椅子に端と端で2名で、腰かけるようになってました。この辺、中小企業診断士の試験や技術士の一次試験と比較すると、ゆったり感があります。


教室に入り、まず一本、ユンケルを飲んで気合いを入れ、とりあえず自分で作成した問題の解答を読んでいました。


試験官の方が一人と助手の方が一人、教室に入ってくると、教室内の空気も少しピーンと緊張感が出てきたような感じ。


試験問題が配布され、次に答案用紙が配布され、更に緊張感が張り詰めてきます。


「始めて下さい」の合図。


問題用紙のページを捲って、問題を読む。「Ⅱ 下記の記事を読み、各自の視点を定めて、次の問いに答えよ。(1)不安定さを増す事業環境を改善するために、解決すべき課題を設定せよ。 (2)設定した課題の解決方法について述べよ。  各自の視点は、次の5項目(問題番号;Ⅱ−1〜Ⅱ−5)の中から1つ選び、答案用紙に解答番号を記入して3枚以内にまとめよ。」


視点のⅡー1〜Ⅱ−5を見ると、経営工学部門の各専門科目が書かれている。ということで、私は視点は「生産マネジメント」に設定。


そして、問題文のザーッと一瞥。最後に、出展:日本経済新聞2009.3.16朝刊の文字を見つける。


新聞記事から問題なんて、今までになかったパターンだな。と思い、頭から記事を読み始める。


一回通しで読んで、二度目は、鉛筆で薄くアンダーラインを引く。


今、問題用紙を見てみると、アンダーラインを引いてある言葉は、以下のようなものです。
・資本集約型に変質したことだ。
・価格支配力
・需給次第
地政学リスク
・資本集約型のビジネス
・市場がグローバル化する中で世界展開を急げば、投資はかさみ、固定費は高くなる。
・資源価格が再度上昇する局面
・一つは自己資本を厚くし、変動に耐える基礎体力を養うこと
・もう一つは横並びではないオンリー・ワンの商品やサービスを開発することだ


これらをキーワードとして、答案作成を行いました。


解決する課題は、「資本集約型ビジネスとして、いかに利益を確保していくか」と設定しています。


生産マネジメントの視点より、解答の切り口としては、生産の3機能「設計、調達、生産」の観点で、抜き出したキーワードと絡めて解答を作成しています。


骨子を決めて、各観点の文字数をおおよそ決めてから、論文作成に着手しました。


結構、目一杯時間は使いました。


こんな感じで、午前の試験は対応しました。