究極のコストカットの進め方
イチロー9年連続200安打達成しましたね。本当にスゴイですね。
こういう偉業に活気づけられて日本も景気回復に向かいませんかね。
ハローワークに失業認定に行ってきたんですが、今までの中で一番の混みようでした。この風景を見る限り、景気が上向いているとはとても思えません。
なんか以前より増えた感じです。
読書本の紹介です。山崎康之さん著、「究極のコストカットの進め方 メーカー現場編」です。
不況になり、モノが売れなくなってくるとクローズアップされてくるのが、コストダウンです。本来は、通常の業務として日々進めなくてはならないテーマなのですが、そこまできちんとやっている企業は少ないのではないでしょうか。
本著の著者は、中小企業診断士で、日産自動車で原価企画や原価低減等の業務を携わられ、その後独立された方のようです。
メーカーで必要とするコストダウンへの取り組みに対する基礎的な知識を学ぶには、最適な本ではないでしょうか。
5S、3ムの排除など製造現場の活動から、VE/VA、ティアダウンなど設計・開発を巻き込んだ活動まで、一通りのコストダウンへの取り組み方が、わかりやすく書かれています。
究極のコストカットの進め方 メーカー現場編 (すぐに使える中経実務Books)
- 作者: 山?康之
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2009/08/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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コストダウンの意義についても、やさしく、ていねいに表されています。
コストダウンを進める場合には、推進者が一人でしゃかりきになっても空回りするだけで、いかに周囲を巻き込んで組織的な活動にしていくかが大事になってきます。
そのためには、コストダウンの意義を理解してもらう必要があります。当然、ここに書かれているのは一般的なことですから、実際はそれぞれの企業の実情に合わせての説明は必要になります。しかし、本質的なところは変わりがありません。
製造現場の監督や生産技術者、生産系の学習者などには、わかりやすく実用的な本だと思います。