これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、吉川明著、「事業承継プラットフォーム なぜ我々は5000社の承継を目指すのか」です。
10年ほど前に、ある地域で産業調査の仕事をしていたことがありました。
そのとき、事業承継に頭を抱えている事業者が多いことに危機感を覚えたことがあります。
まだ、その頃は事業承継という言葉はあったものの、それほど問題視もされていませんでした。
今は、書店に行くと、事業承継関連の書籍が多数あります。
『プラットフォーム』という言葉に興味を持ち、本書を手に取りました。
事業承継を体系的に取組んでいこうとする著者の熱意が感じられる書籍でした。
99.7%が中小企業であるにも関わらず、まだまだ事業承継に関しては、行政側のサポートも限られています。
本書に述べられているような仕組みが本格的に展開されることを楽しみにしたいと思います。