これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、野口悠紀雄著、『年金崩壊を生き抜く「超」現役論』です。
60歳を超えた私にとっては、”「超」現役論”という言葉に刺激を受けて本書を手に取りました。
前半は、年金のことが書いてありますが、これは今の制度の話で、データ的な部分も多く、面白くない部分でした。
俄然、興味が出て、読んでいて面白いのは後半部分で、高齢者も働くことが必要であるということを訴えている部分です。
年金と結びつけなくても、60過ぎても元気な人が多い、今の世の中、高齢者も職を持つことは生きがいとしても必要です。
フリーランスを推奨している部分も気に入りました。
経験や知識を活かせることは多くあると思います。
また、月収47万円を境に、年金の取り分が減額されるという現制度も初めて知りました。
確かに本書でも述べられているように、本制度は改訂して頂いた方が、働く意欲も増してくると思います。
定年を迎えた方やこれからどうしようかと考えている中高年の方には、お奨めの本です。