老人の美学

 これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、筒井康隆著、「老人の美学」です。

 

老人の美学 (新潮新書)

老人の美学 (新潮新書)

  • 作者:筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/10/16
  • メディア: 新書
 

 久々に、筒井康隆氏の本を手に取りました。

 

しかも、SF小説ではなく、エッセイの新書です。

 

御年81歳になられるんですね。

 

考えてみたら、こちらも還暦を越しているので、改めて月日の流れを感じてしまいます。

 

そして、それにふさわしいようなタイトルの本。

 

著者が書いた本の中の人物をベースに、老人とはどのようなものであるかを著者の考えを綴っています。

 

タイトルの中の『美学』という言葉に惑わされると、読後感が変わってくるかもしれません。

 

しかし、著者自身が考える老人の在り方がきっと、著者自身の『美学』なのでしょう。