老人の美学
これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、筒井康隆著、「老人の美学」です。
久々に、筒井康隆氏の本を手に取りました。
しかも、SF小説ではなく、エッセイの新書です。
御年81歳になられるんですね。
考えてみたら、こちらも還暦を越しているので、改めて月日の流れを感じてしまいます。
そして、それにふさわしいようなタイトルの本。
著者が書いた本の中の人物をベースに、老人とはどのようなものであるかを著者の考えを綴っています。
タイトルの中の『美学』という言葉に惑わされると、読後感が変わってくるかもしれません。
しかし、著者自身が考える老人の在り方がきっと、著者自身の『美学』なのでしょう。