サピエンス全史(上)

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、ユヴァル・ノア・ハラリ著、柴田裕之翻訳、「サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福」です。


NHKクローズアップ現代で本書が取り上げられたのをきっかけに購入しました。


サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福


しかし、積読の状態で、ようやく上巻を読み終わりました。


本書、七万年前にはアフリカの片隅で生きていくのが精一杯の、取るに足らない動物だったホモ・サピエンスが、その後の長い年月の中で、地球の主となり、生態系を脅かすに至った、その過程に何があったのか、人類は何を得て、何を失ったのかが、本当に壮大なスケールで語られている本です。


上巻は、ホモ・サピエンスが他の人類種とは違う存在になり、狩猟から農業を営むようになり、貨幣を作りだし、言語、宗教等バラバラであったものでも、統一してく流れまでが書いてあります。


読むのにちょっと時間がかかりました。


内容は面白いのですが、やはり訳本なので、しっくりこない面もあります。


また、時間をかけて下巻を読みたいと思います。