中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、加瀬英明著、『中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか』です。


『「心」がない』とは、かなり過激なタイトルです。


私は、仕事の関係で2年ちょっと韓国に住んだことがありますが、情がある人たちだと思いました。



しかし、仕事では理屈、プロセスを知ることには興味がなく、解決手段のみにしか興味を示さないことに違和感も覚えました。


その点では、本書に書かれているように思想の部分が異なるのだと思います。


それは、「心」とは別な部分だと思いますが、個人と国ではやはり異なるのでしょう。


この本で面白かったのは、中国は国ではなく文明という考え方です。


でも、文明だと誰がコントロールするのでしょうか。


その辺りが、中国はなんだか怪しい国と感じられる要因の一つかもしれません。


本書は、日本と中国、韓国の文明、文化の成り立ちの違い、差を知るには良い本かもしれません。