言ってはいけない

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、橘玲著、「言ってはいけない 残酷すぎる真実」です。


人の行動や性格は「遺伝と進化」で説明が可能であるということを主張している本です。


言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)


読んでいると、竹内久美子さんの内容に似ている部分も感じました。


参考文献に書かれている内容を紹介している感もありました。


内容としては、個人的には面白かったです。


ただ、サブタイトルで「残酷すぎる真実」とありますが、どの程度真実であるかは不透明感があり、こういう見方、考え方もあるんだということで捉えていた方がいいのかなと思いました。


遺伝子って、その人個人のプログラムだと捉えると、本書で述べていることもあるのかなあ・・・とも思います。


本書で言っているように、人間は平等で、努力は報われ、見た目は大した問題ではない・・・というのは絵空事であるということは、皆実感していることではないでしょうか。


でも、そういう世界を目指していくというマインドを持つことは大切だと思います。