闇経済の怪物たち

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、溝口敦著、「闇経済の怪物たち グレービジネスでボロ儲けする人々」です。


違法とは、言えないけど、まっとうな商売とは言えないグレービジネス界の成功者たち9人を取り上げています。



本書にも書いてありますが、ビジネスと言う点では、成功のステップは、なんら普通のビジネスと成功への気遣いは変わりない様だ。


取り上げられているビジネスは、ネットでの裏情報提供業者、出会い系サイト、デリヘルの経営、危険ドラッグの仕切り屋、闇カジノのイカサマ・ディーラー、FXや仮想通貨販売業、六本木・関東連合の育ての親、純金インゴットの密輸入や振り込めなど特殊詐欺の首領、街場の顔役の9つだが、正直縁がないので、書いてあることを読むと、普通の仕事よりもっと大変なような気もする。


ここに出てくる登場人物は、バイタリティが凄い。


それから、これは商売になりそうだと嗅ぎつける臭覚というか、眼力も抜きんでているのではないだろうか。


このような世界もあるということを知ることができるという点でも、読んでみることをお薦めします。