続・ブルーアイランド戦略

この間、日経ビジネスオンラインの記事で出ていた「ブルーアイランド戦略」は3回の連載で終りであった。


その第3回目も結構面白く、これ使えるんじゃないかと思うようなことが書いてありました。


このときのタイトルが、『最後に言うよ!「ボロ儲け10箇条」 応用編:利益3割を割り込む商売はダメですな』。


「ボロ儲け10箇条」なんて書かれるとグッと引かれてしまうよね。


まず、その前にニッチな分野で成功を収めたとすると、もうその分野では開拓する余地がなくなってくる。


その時の戦略が二つ提示されていた。

(1) 他のニッチ市場を新たに開拓する(新しい島を発見する)

(2) ニッチ市場での経営戦略を汎用化して他企業に展開する(島の発見、開発法を確立して、伝授していく)


なるほど!(2)の戦略を選択するならば、どの業界でも、どの業態でも応用することができるようになるわけだ。


それで「ボロ儲け10箇条」だけも、これも面白い。


成功している経営を科学すると、経営学で一般的に言われているところと逆になるのではないだろうか?と著者は考え、「ボロ儲け10箇条」を披露してくれている。


その記事からそのままそれを引用しておきます。


(1) 会議をしない会社ほどうまく行く
→ 孤独にやるからこそ美意識と責任感が出る

(2) 上司の言うことを聞くほど失敗する
→ 不確実な時代に、成功談は一時的でしかない

(3) ロジカルシンキングからはビジネスは生まれないし、育たない
→ 誰もができることは戦略として採用できない

(4) 失敗を怖れることが最大の失敗となる
→ 経験とは失敗である

(5) 最も失敗数の多いトップが最も成功する
→ 最も成功数の多い人は最も失敗している

(6) 賢そうな人より、偏執狂が役に立つ
→ 他人の成功体験をなぞるより、自分のビジネス経験を増やし、センスを磨く

(7) 知識よりも想像力が役に立つ
→ 知識は過去のもので、想像力は未来の設計図となる

(8) 論理よりも直感を大切にする
→ 直感を試し、論理を後付する方法もある

(9) 機能より美意識の高さが重要である
→ 顧客の感動が評価基準となる

(10) 巧緻より拙速がいい
→ すべての情報が揃ってから意思決定しているようでは競争に勝てない



みなさん、なるほどなと思いませんか?