日本人へ 危機からの脱出篇

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、塩野七生著、「日本人へ 危機からの脱出篇」です。


本書、確かベストセラーになっていたと思うのですが、勢いで手にして長い間寝かせて、ようやく読むことができました。



まず、知ったのは「日本人へ」でシリーズ化していることだ。


本書は、その第3弾に当たるらしい。


読んでみるとエッセイだ。


なにかに連載しているのだろうか・・・というか、連載しているらしい。


だから、読んでいると時間の変遷がわかる。


エッセイだから、書いてある作者の考え、ものの見方に、素直に反応すればいいのだなと読んでいくと、中々、骨太な意見を持っている。


そして、イタリアに半世紀も住んでいるそうだ。


なかなか新鮮なものの見方で、こちらもハッとさせられる内容が多かった。