他人を攻撃せずにはいられない人

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、片田珠美著、「他人を攻撃せずにはいられない人」です。


タイトルからして、心理的な側面が絡むなと思ったら、著者は精神科医なんですね。


じゃあ、内容はと読んでみると、暴言を吐く、支配したがる、けなして自信を失わせる、優しいようで水面下で工作している等々、そんな攻撃的な人々のやっている内容を紹介、そして最後にその対処法というスタイルで構成されています。


他人を攻撃せずにはいられない人 (PHP新書)

他人を攻撃せずにはいられない人 (PHP新書)


読み進めていくと、実に淡々とそれらを紹介しており、山や谷などの起伏が感じられないのが、なんとなく残念です。


うーん、こういう書き方が無難なんでしょうかね。


同じ、女性精神科医香山リカ氏は自分の主張を前面に出し過ぎて、叩かれてたりしていますからね。


そんな例を見て、こういう書き方を選択しているのかな・・・と変な裏読みをしてしまいました。


読んでみると、ああ、確かにこういう人いるなあ・・・の”あるある”のお話です。