1行バカ売れ

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、川上徹也著、「1行バカ売れ」です。


コピーライターである著者によるコピーライティングの解説本です。


前作、「者を売るバカ」が面白かったので、本書を書店で見た時に、すぐに手を伸ばして購入しました。


1行バカ売れ (角川新書)

1行バカ売れ (角川新書)


今回はキャッチコピーを作成するための着眼点として5W10Hを提唱し、過去の様々な商品について例示しています。


5W10Hとは、何を言うか「What to say」の5Wとどのように言うか「How to say」の10Hです。


まず、自分ごとにしれもらうための5Wとして


W1 ニュースを知らせる
W2 得することを提示する
W3 欲望を刺激する
W4 交付と不安でやさしく脅す
W5 信用を売りつなげる


そして、立ち止まってもらうための10Hとして


H1 ターゲットを限定する
H2 問いかける
H3 圧縮して言い切る
H4 対比&本歌取り
H5 誇張をエンタメ化
H6 重要な情報を隠す
H7 数字やランキングを使う
H8 比喩でひきつける
H9 常識の逆を言う
H10本気でお願いする


これらの内容については、どうぞ本書を読んでみてください。


いろいろな例示が面白く解説されているので、読んでいるだけでも為になるような感じがしてきますし、話の引き出しに入れておいてもいいようなネタだと思います。