「コト消費」の嘘

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、川上徹也著、『「コト消費」の嘘』です。


「モノ」より「コト」と言われて、久しいですが、本当に「コト」だけを消費しているのでしょうか。


そんな「コト消費」の疑問に答えてくれるのが本書です。


「コト消費」の嘘 (角川新書)

「コト消費」の嘘 (角川新書)


この本で説いているのは、「コト」と「モノ」をきちんと結びつけることが大事であること。


そして、「買いたい!」「また来たい!」と思わせる売り方をすることがポイントであると述べています。


これらをどのように実践して、あるいは不足しているかなど、多くの実例を用いて、「コト」を「モノ」に結びつける売り方について、解説しています。


何かを体験させるだけでなく、それをきちんと「モノ」の消費につなげていく。


考えてみれば、そうですが、そこが抜けがちなところもあるので、改めて、それを強く認識させてくれる本です。