日本のものづくりはMRJでよみがえる!

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、杉山勝彦著、「日本のものづくりはMRJでよみがえる!」です。


本書は、本年初飛行が予定されているMRJ三菱リージョナルジェット)に焦点を当て、その技術内容とそれがどのように日本のものづくり産業に影響を与えていくかについて述べたものです。



自動車産業では世界をリードしている日本が航空機産業では世界から出遅れてい、た訳が、本書を読むとよくわかると思います。


しかし、そのような中で日本の持つ材料製造技術や加工技術などが評価され、世界の航空機産業の部品製作の下請的業務で技術と品質面で評価を得てきたということです。


今回、開発されたMRJは受注台数も順調に推移し、採算面でも良い見通しが得られているらしいです。


そして、日本に民間航空機製造メーカーができることで、それのは他の日本のものづくりメーカーにも波及してくるということで、日本のものづくりの明るい未来が描ける可能性についても言及しています。


ものづくりに携わる方は、本書を読まれると良いのではないでしょうか。