ニッポンの懸案

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、櫻井よしこ著、「ニッポンの懸案: 韓・中との衝突にどう対処するか」です。


本書は著者が運営するインターネット番組「君の一歩が朝(あした)を変える」に収録されたインタビューで韓国、中国関連のものをまとめたたものです。



韓国関係は、元韓国駐日大使館公使で現桜美林大学客員教授のホン・ヒョンさんと拓殖大学国際学部教授の呉善花さんの二人です。


ホン・ヒョンさんとの対談は日本では見えてこない韓国そのものの内情に触れているところを興味深く読ませていただきました。


中国関係は5名で、ダライ・ラマ法王14世以外は日本の方なんですが、読んでいてスタンスの違いを感じることができました。


ここに出ていらっしゃる方はかなりの危機感を持たれていることが分かりました。


我々もただ待つ姿勢だけではなく、いろいろな情報を集め、今後の日本をどうしたら良いのか考えなければいけないのだということを、ひしひしと感じることができる本だと思います。