ザ・ゴール コミック版
これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、、エリヤフ・ゴールドラット、ジェフ・コックス原作、岸良裕司監修、青木健生脚色、蒼田山漫画、「ザ・ゴール コミック版」です。
あのベストセラー、「ザ・ゴール」のコミック版です。
コミックになっているのでビジュアルになっており、TOCの制約条件の理論をスループットに結び付けて説明している部分は、非常にわかりやすい内容になっていると感じました。
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット/ジェフ・コックス,岸良裕司,蒼田山,青木健生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/12/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まずは、このコミック版を読んで、制約条件の理論がどのようなものかを頭の中に入れ、原作の「ザ・ゴール」を読むと理解しやすそうです。
話は、ユニコの神奈川工場が採算悪化でそれを回復できなければ、あと3か月で工場閉鎖と言われ、そこから工場の立て直しを図るものです。
工場内の生産、仕掛等の状況が描かれ、工場長の留学先の物理学の教授で現コンサルタントの力を借りて、それをヒントに工場の生産性を改善していく内容になっています。
そのヒントが制約条件の理論であり、スループットや制約条件を活用していく方法であったりするわけです。
それにしても、今の時代、ちょっと何回なビジネス書などが、このようなコミック版でエッセンスの部分を抜き出して理解しやすいようにされているのは羨ましい気もします。
しかし、裏を返せば、それだけ読書人口が減っていることなのかもしれませんね。
「ザ・ゴール」の翻訳版が出版された2001年と隔世の感があるような気になりました。