つぶれる会社には「わけ」がある

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、林總著、『つぶれる会社には「わけ」がある―ストーリーでわかる経営・会計・税務の“罠” 』です。


本書では起業を考えている主人公が同窓会を開き、そこに集まった同窓生8人の企業家から、彼らのそれぞれの経験を語る形でストーリーが展開されます。



事業に成功したものもいれば、倒産、経営難にあっているものなどいろいろでてきますが、それを会計という観点から見て、どうなのかが紐解かれていきます。


この本では、単位時間当たりの限界利益を増やしていくことが大事だと説いています。


ここでは、その用語は出てきませんが、これは「ザ・ゴール」で出てきたスループットの概念です。


ストーリー展開で話が進んでいくので、非常に読みやすいです。


事業を成功させるためには、どうしたら良いかと考えている方には、その大きな方向性を知ることができるのではないでしょうか。