「癒し」は科学で手に入る

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、北岡哲子著、『「癒し」は科学で手に入る』です。


著者は、「癒し工学」の提唱者だそうです。


「癒し」、「ヒーリング」とか言うと、科学的というより、スピリチュアルな世界じゃないかと思いがちなので、書店で本書を見つけたときには「オヤ、!何か、面白そう」ということで手に取った本です。



じゃあ、癒し工学って何ぞやということなんですが、癒しを工学的に生成するために、顔表情の分析や癒しグッズの評価分析を行っているそうです。


今の段階はデータを取って、癒しとの相関を求め、相関が高いファクターをコントロールすることで、癒しを工学的に与えることができるようにしようと考えているのかなと思います。


顔表情の分析で面白かったのは、圧倒的な癒し顔は、吉永小百合さんと黒木瞳さんのようです。


「癒し」の本質と効用を解き明かしながら、日常の中で活かす方法を説いた非常にユニークな本です。