ミッドウェー海戦から学ぶ経営戦略入門

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、淺津光孝著、「ビジネスで負けないためにミッドウェー海戦から学ぶ経営戦略入門」です。


本書は、太平洋戦争のミッドウェー海戦の日本軍、米軍の各作戦を経営戦略に置き換え解説している本です。


日本、米国の時系列的な動き、それに伴う情報や状況変化などから、指揮官が下した命令が、その後の戦況にどのように影響し、どのような結果を招いたかの史実の説明が第一部としてあります。


ビジネスで負けないためにミッドウェー海戦から学ぶ経営戦略入門

ビジネスで負けないためにミッドウェー海戦から学ぶ経営戦略入門


第二部、これを経営戦略的に見るとどのように解説できるかを、SWOT分析バリューチェーン分析などのフレームワークで分析し、経営戦略的な解説をしています。


最近、映画「永遠の0」を見たこともあり、本書は面白かったです。


著者は、中小企業診断士の方です。


経営戦略の解説にこのような史実を持ちるのは、三国志を扱ったものはあったのですが、第二次世界大戦の戦記をベースにも、このような展開ができるのだなと感心致しました。


これは、経営戦略等の本を書くときに参考になると思います。


でも、また新たな切り口を見つけないといけないですけどね(笑)


同業の中小企業診断士の方は、是非読んでほしいなあ。


それから、このような戦史に興味があるビジネスマンにとっては、一粒で二つのおいしさ的効用があると思います。