北朝鮮は「悪」じゃない

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、鈴木衛士著、『北朝鮮は「悪」じゃない』です。


著者は、2015年に航空自衛隊の空将補で退官された方です。


北朝鮮は「悪」じゃない (幻冬舎ルネッサンス新書)

北朝鮮は「悪」じゃない (幻冬舎ルネッサンス新書)


北朝鮮をとりまく情勢や弾道ミサイル問題等について、著者としての見方を書かれた本です。


内容については、ネット系のメディアの論客や退役された自衛官幹部が語っているようなことと、かなりの部分が重なり合っており、専門的な見方、解釈をすると、このようになるのかと改めて、思いました。


ただ、相手(北朝鮮)の立場にたっても考えており、その上で、日本がどのような対応を取ったら良いかと言う視点は、今までになかった論点だと思います。


あとがきを読むと、著者がなぜ、このようなものを著したのか、その心情を汲み取ることができました。