言える化

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、遠藤功著、『言える化 「ガリガリ君」の赤城乳業が躍進する秘密』です。


本書は、「ガリガリ君」を製造・販売している赤木乳業の躍進の秘密に迫った本です。


その秘密は、タイトルの通り「言える化」。



役職に関係なく、誰でも気軽にモノが言える土壌が新たなものを生み出す原動力の一つになっているということだ。


そして、「あそびごころ」を持って仕事をする、「異端たれ」などユニークな社風をうかがわせる話題が満載している。


と言っても、最新鋭の工場を稼働させ、品質管理、環境対策も万全に整えている。


この工場は、「見せる・観せる・魅せる工場」ということで、なかなか普通は見せない食品系の工場で外部の人も工場見学できるというから凄い。


そして、この本自体も遊び心が満載。


本の表紙はガリガリ君の顔が描かれており、この顔が各章ごとに現れる。


各ページには、ガリガリ君のパラパラマンガも付いている。


さらに、本の帯についた応募券を、読者カードに貼って応募すると、抽選で赤城乳業のアイス詰め合わせがプレゼントされるというオマケ付き。


やはり、生産、販売なそ仕事の現場は人成り立つ。


いかに人を大切に、そして成長させるように仕事をしていくか、改めて考えさせられる本でした。