これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、小飼弾著、『「中卒」でもわかる科学入門 "+-×÷"で科学のウソは見抜ける!』です。
書評やブロガーとして有名な著者ですが、私は科学に対しても造詣が深いということを本書を通じて初めて知りました。
本書は科学リテラシーに関するものです。
我々がテレビなどに出て、もっともらしく話をする学者さん達に騙されないようになるために、どのようなことを知り、確認すれば良いかの知識を教えてくれています。
「中卒」でもわかる科学入門 "+-×÷"で科学のウソは見抜ける! (角川oneテーマ21)
- 作者: 小飼弾
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2013/02/09
- メディア: 新書
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"+-×÷"の四則計算と単位系を押さえて、まずは自分で計算してみると、おおよそ言っていることが正しいことか、どうかが推定できると書かれています。
更に科学は何のために必要か、また科学がプロジェクトになったときの失敗に対しての国による違いや国からお金が出ることによる縛りによる弊害など、様々な視点で書かれているのが、多様的にものごとを捉えることが出来て有益であると思いました。
科学の入門書でありますが、その内容は結構深く、多面的で、ある面哲学的でもあるなと感じました。
ということはやはり科学の本なのですね。
昔かは科学者は哲学者でもあったのですから(笑)
気軽に読め、かつ科学に対しての造詣を深めることができる本です。
私は一読をお奨めします。