コンサルタントの仕事力

本が山積みされた書斎の中の本に埋もれそうな机の上のわずかなスペースで綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、小宮一慶著、「コンサルタントの仕事力」です。


著者は経営コンサルタントとして独立して15年になるそうです。


この本は、著者がコンサルタントをして、コンサルタントをする能力(コンサルティング力)は、コンサルタントだけではなく、およそどんな職種の人にも必要ではないかということで書かれたものです。


著者が考えているコンサルティング力とは、お客様が困っていることや悩んでいることを聞き取りし、問題点を探って解決する「問題解決力」や、現状をさらに良くする改善策を提案する「提案力」などを指している。



このように分解すると、確かにいろいろなビジネスマンに当てはまりそうな能力です。


コンサルティング力は具体的にどのようなものかというと、著者は以下の6つのスキルに分解しています。

・話を聞く
・理解する
・関連付ける
・話す力
・書く力
・説得する力

このスキルを磨くためにどうするかも、著者の経験を通して書かれています。


他にも、どのように勉強していくか、行動していくか、時間を管理するかなど、コンサルタントだけではなく、ビジネスマンならば必要な姿勢、習慣を持つためのノウハウが、余すところなく書かれている本です。


中小企業診断士技術士などのコンサルタントになったばかりの方やビジネスマンの方は、自分がどのようなスキルを持ったら良いのかを考えるうえでもヒントになる本ではないでしょうか。