あたりまえのことをバカになってちゃんとやる

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、小宮一慶著、「あたりまえのことをバカになってちゃんとやる 」です。


本書は経営コンサルタントである著者が、多くの企業の経営指導を経てたどりついた人生訓と言えるべきものです。



どんなに小さく、些細な仕事に見えようとも、「ごくごくあたりまえのこと」にバカになってちゃんと取り組むことで、これまで見えなかったものが見えるようになり、気づけなかったことに気づけるようになると著者は語っています。


これは、”あたりまえのこと”とか”バカになって”などという表現を使っているから、誤解を招いてしまうかもしれませんが、何かに抜きんでた能力を持つ人は、少なくともそのことについて一万時間を費やしているというマルコム・グラッドウェルの著書「天才!成功する人々の法則」に通じています。


その道のプロになるためには愚直にそのことを繰り返す。


そして、それを通して人とは違うものの見方を、そのものに対しての知見を得ていくということは、やはり大切なことだと感じました。


しっかりチャンスを掴むためには、そのために自分自身の鍛錬も怠ってはならないということが、わかりました。


少しずつでいいから、自分もこのように考えられ、行動できるようになっていきたいと思います。


一読をお奨めします。