コンサルティングとは何か
本が山積みされた書斎の中より読書本の紹介です。
今回紹介する本は、堀紘一著、「コンサルティングとは何か」です。
著者は、元BCG代表、日本の戦略コンサルタントの草分けであり第一人者、そしてドリームインキュベータ創業者である。
まさに日本の戦略コンサルタントの第一人者である著者が、コンサルティングとは何かについて語る本である。

- 作者: 堀紘一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2011/04/26
- メディア: 新書
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コンサルティング業界では、三年目、七年目の「節目」があるそうだ。
三年でマネージャーになって、現場を取り仕切る役目を担い、七年でプリンシパルになって顧客に対してプロジェクトの全責任を負うようになるそうだ。
その年数になって、そのレベルになっていないと当然ふるいにかけられるそうで、実力の世界なので、自分の力を冷静にとらえ自ら会社を去っていくそうだ。
三年で半分、七年で七人のうち六人がこの世界を去っていくそうだ。
そんな厳しい世界の中で、著者が経験上「これがあればかなりの確率でものになる」というのものが五つあるとのこと。
それは、一つ目が地頭の良さ、二つ目が素直さ、三つ目に努力家かどうかということ、四つ目に打たれ強さ、五番目が運だそうです。
中味が強烈なので著者の自慢話にも聞こえないわけでもないが、コンサルティングファームの壮絶な仕事内容を垣間見ることができる本だと思います。