「リーダーの条件」が変わった

本が山積みされた書斎の中より読書本の紹介です。


今回紹介する本は、大前研一著、『「リーダーの条件」が変わった』です。


東日本大震災、それによる原発事故、さらに続く企業の業績悪化などなど、戦後日本が初めて経験する、先が見えない国難の時代になっています。


そんな時代だからこそ、これほどまでに、「リーダーの力」が問われている時はありません。


「リーダーの条件」が変わった (小学館101新書)

「リーダーの条件」が変わった (小学館101新書)


この本は、そんな日本の現状を打破すべきリーダーはどういう人物が求められているかについて、著者の考え、思いを書き表した本です。


まず、現状認識を行い、今求められているのはスピードと危機管理力、それに行動力と交渉力であることを述べています。


その対策として、リーダーシップをどのように育てていくのかについて言及しています。


そして、今世界を見渡した時、著者がリーダーと思われる人物を挙げ、その人たちの行動、実績を事例として比較しています。


最後に、著者自身だったら、今の日本に対して、そのような手を打っていくのかを述べています。


震災以来、日本のリーダー不在は、多分皆が感じていることだと思います。


でも、きちんと向き合えば解決の糸が見えてくることを、この本では述べていると感じました。


現在、人の上に立って率いている人、これから上に立ちたいと思っている人は、一読してみてはいかがでしょうか。