低欲望社会

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、大前研一著、『低欲望社会 「大志なき時代」の新・国富論』です。


日本の消費が上向きになっていませんが、本書では、それは特にあれが欲しい、これが欲しいと感じない低欲望社会に突入しているからだと述べています。



そのような状況下では、アベノミクスの3本の矢の施策は成功することはないだろうと本書では述べています。


いろいろなことが書かれているので、参考になりました。


ただ、気になるのは、こうすれば、成功するのに的、自信というより自己満足的な言い切りの表現です。


本書を読ん同感だったのは、日本の教育についてです。


やはり、20年以上先の日本がどうあるべきかを描いて、それに必要な人材を育てていく気構えで、教育をしていく必要があると思います。


これからの日本、どうしたらよいだろうと考えるきっかけを作るのには、良い本だと思います。